はてな匿名ダイアリーで、現在アメリカに留学中の人が、アメリカ社会について実際に肌で感じ取ったことについてエントリを投稿している。
アメリカ留学というと「MBA(経営学修士)を取得してバリバリのビジネスパーソンに」といったイメージが最近では強いが、このエントリではそういった「バリバリ感」はなく、非常に率直に「日本人留学生が見たアメリカ社会」について語られている。
◆アメリカでも大学によって授業内容や学生の態度に格差?
伝えているのは、はてな匿名ダイアリー「もうすぐ留学2年を終えるが…」(参考リンク参照。)それによると以下のように伝えられている。
「すっごいねー、大学来ても日本の公立中学で習うような内容をやっておられます。
数学嫌い多過ぎ、電卓使っていいから暗算なんて概念がありません。
そこでふと思ったのが、日本の教育水準は高いんだ、と。
それも全国で統一された水準の高さ。
画一的な広範囲に渡る中高度教育なんて堅めに書く。
教育。
そう、ドラマとかでのあの積極性、生徒のね。
嘘です。あんまり誰も発言しないから先生がキレる事態もしばしば遭遇するよきっと、現実では。」
エントリ主がどんな大学に通っているかについては分からないが、一般的な日本人のイメージとしての「積極的に発言し、議論する授業」がアメリカのどこでも行われているわけではないようだ、
ただ世界各国から成功への高い意識をもった学生たちが集まるMBAやビジネススクールなどでは、学生たちが必死に猛勉強している、とビジネス書でベストセラーを連発する本田直之さんが著作で語っている(本田さんもMBA取得者)。
◆様々な形式があるアメリカの大学 英語は現地でサバイバルして覚えよ!
ひとくちに留学といっても、どの国のどんな大学へ留学するか、そこで何を学び、卒業後はそこで学んだことをどう活かすかなど、様々な選択肢がある。経済的な問題も含めて個人によって事情は大きく違う。
留学カウンセリング会社の代表である栄陽子さんは、特にアメリカへの留学を著書などで奨めている。ひとくちにアメリカの大学といっても州立大学、コミュニティカレッジ、私立のリベラルアーツカレッジ、私立の総合大学など様々な種類があり、例えば語学力に不安のある人は、最初は外国人が集まる語学学校で英語の講義を聞き取れるようになるまで学び、その後本格的な勉強のために他の大学へ編入する、というのも一つの手だ。
だが栄さんは多くの留学に関する著作の中で、「英語は留学前に、中学レベルの文法や単語を頭に叩き込んでおけば大丈夫。現地でサバイバルするために必死に英語を使っているうちに身につく」ともよく書いている。
(小山内)
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(関連リンク)
・もうすぐ留学2年を終えるが…(http://anond.hatelabo.jp/20101213012541)
小山内 聡(おさない そう)
漫画とアニメとゲームが好きで軍事オタクの文系大学生。趣味はノンフィクションを読むこと。はてなダイアリー『日の丸海賊団』で書評を書いています。
・http://d.hatena.ne.jp/kurohige-ossadot/
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